縄文バックナンバー
猫の手クラブ
活動アルバム
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〜猫の手クラブの紹介〜 鈴木正士
鈴木厚正さん、猫の手クラブの主催者であり、雑報「縄文」の編集・発行者でもある。
農林水産省におられた時より「地域に今何が必要か」との持論を実践しておられる。
私と厚正さんとの出会いはもう20余年前になろうか、旧豊岡村の仲間達と関東農政局にお邪魔した時始めてお会いした。その時は物静かで温厚な人だなとの印象がある。
厚正さんは旧豊岡村へむさしの市の四葉会という消費者の会の皆様をお連れいただいたり、旧豊岡村での「どろりんぴっく」に参加して下さったり、雑報「縄文」をお送りくださったり旧豊岡村を積極局的にサポートして下さった。
そんな中で、もう15年位前にもなろうか、毎年数回、東京・茨城・埼玉それに神奈川から仲間達と一緒に自費で我家に来てくれ、さくらの管理やツツジの植栽、それに農地の管理に山の下刈り・間伐、など一生懸命やってくれる。現在では月1回のペースで助っ人に来て下さる。今やわが大平地区がきれいでいられるのも、私の趣味の農業ができているのも猫の手クラブの皆様のおかげだ。
私の住む磐田市大平地区は、磐田市の最北端の山の中、高齢化が進み、人口も減っている。逆に荒地が少しずつ増え、あと10年もしたらどうなってしまうのかとても心配である。我家の山や畑も例外ではない。
そんな地域をどうすれば守れるかを考えると、地域に住んでいる一人ひとりがやれることをやるそして地域を綺麗にみがくことではないかと思う。
もはや議論の段階ではない。動くことだ。空き缶を一つ拾うもよし、地域にさくらやツツジを植
えるもよし、たとえ一本の木を間伐するもよし、荒れ地の草を刈るのもまたよし、やることはいっぱいある。私のライフワークと思っている。
しかし、自分一人ではなかなか動けない。だれも薄暗い山など怖い気がして行きたくない、ところが助っ人の皆様が来てくれると自然と山へ行けるのだ。不思議とみんなでやればいやな作業が面白く、山や畑が綺麗になるとうれしい、程よい運動ができて気持ちの良い汗をかき、食事やビールがたまらなくうまい。交流会も楽しく元気が出る。
猫の手クラブの皆様のこの後押しは、お尻の重い私にとって、何事にも変えがたい大きな励ましであり支えだ。「猫の手などとんでもない神の手」である。
過疎化や少子高齢化が進む中、山間地域をこれからどうやって守っていくのか?このような活動が少しずつ広がっていくことを望んでやまない。
〜鈴木厚正さんの手紙〜
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